東京競馬場 芝2400mのコース傾向【2025年版データ】

東京競馬場 芝2400mのコース傾向【2025年版データ】
目次

主な開催重賞

  • 日本ダービー(東京優駿・G1)
  • 優駿牝馬(オークス・G1)
  • ジャパンカップ(G1)
  • 青葉賞(G2)

東京芝2400mは競馬の祭典「日本ダービー」が開催されるコース。
国内屈指のチャンピオン決定戦が集まる舞台です。

コース構造と特徴

左回り・外回りの2コーナーポケット発走、スタート後しばらくは緩やかな上り→向正面の長い平坦→3〜4角は緩いカーブ。

直線は約525.9mと長く入口で約2.1mの急坂を上ってから平坦、コース全体の高低差は約2.7mです。

瞬発力と持続力に加えて、さらにパワーも要求されるため総合力が試されるコースになっています。

開催進行と仮柵

A〜Dコースを使用、芝2400mのフルゲートは原則18頭になります。

仮柵を外へ出す週は内の傷みを回避できる一方、コーナー取りの妙味や進路取りが入れ替わることがあるため、当週のJRA馬場情報を必ず確認しましょう。

展開ラップ傾向

典型は「ミドル〜スローからの加速(緩→急)」、長い直線と坂で上がり勝負になりやすい一方、地力の高い先行馬が粘るシーンも少なくありません。

逃げ切りは難度高めで、総じて先行〜差しが軸。

タイム水準(良馬場)

  • 未勝利:2:27.3
  • 1勝クラス:2:26.5
  • 2勝クラス:2:25.5
  • 3勝クラス:2:24.7
  • リステッド:2:25.4
  • 重賞目安(過去10年・良の平均):青葉賞2:24.6/オークス2:24.2/ダービー2:23.8/ジャパンC2:23台中盤

近年は馬場の良化で時計水準は総じて速め。
各クラスとも良→稍重でおおむね+1秒前後が目安です。

枠順傾向

枠順別の勝率/複勝率
極端な差は大きくないものの、内〜中の安定が目立ちます。

  • 1枠:9.1%/24.9%
  • 2枠:7.9%/24.0%
  • 3枠:7.9%/23.8%
  • 4枠:8.1%/24.0%
  • 5枠:7.4%/24.6%
  • 6枠:6.0%/21.3%
  • 7枠:5.2%/18.9%
  • 8枠:6.9%/20.1%

脚質傾向

脚質別の勝率/複勝率

  • 逃げ:12.8%/39.4%
  • 先行:11.3%/32.5%
  • 差し:8.7%/21.9%
  • 追込:3.8%/15.8%

馬場状態別(脚質)

  • 良:上がり勝負になりやすく、先行〜差しの複勝厚め
  • 稍重:位置取りの価値が上昇し、先行の粘りが増加
  • 重:道中の消耗が増え、前受け優位のケースが相対的に増える
  • 不良:基本は好位〜先行を強めに評価

騎手

C.ルメールは東京芝2400mで過去10年勝率35.6%/連対55.6%/複勝64.4%と突出。
人気馬の取りこぼしが少なく軸向きです。

血統(父/母父/父×母父)

ディープインパクト系・ハーツクライ系・ドゥラメンテ・エピファネイア・キタサンブラックなどが安定。
ロベルト系(スクリーンヒーローなど)や欧州型もスタミナ面で好相性です。

母父

サンデーサイレンス直系・Kingmambo/ミスプロ系・トニービン系の影響が良好。
瞬発力と底力のバランスが取りやすい配合が走ります。

父×母父

サンデー/ロベルト系 × ミスプロ(Kingmambo含む)系は、速度+瞬発+底力の噛み合わせが良く妙味。
欧州型スタミナ×日本型瞬発の折衷配合も堅実です。 :c

馬場状態別(血統)

  • 良:ディープ・ドゥラメンテ・エピファネイア・ハーツなど瞬発×総合力型が素直
  • 稍重:パワー要求が増し、ロベルト系やキタサンブラックなど持続力型の評価を上げる
  • 重:ステイゴールド系(オルフェーヴル/ゴールドシップ)やハービンジャー等の欧州型パワーが浮上
  • 不良:例数僅少。パワー持続血統を最優先で選別

父系の具体成績は直近3年〜5年の集計で上記傾向。
ジャパンCの過去5年コース種牡馬別データでも欧州型・ロベルト系の強みが確認できます。

調教師

過去5年のコース集計では、美浦の上位厩舎(木村哲也・国枝栄・手塚貴久など)が堅実。
遠征負担の小ささとノーザン系の供給力が後押しする構図です。

馬主

クラブ勢(シルク・キャロット・サンデーR)とゴドルフィンの層が厚く、勝ち上がり・複勝とも安定。
個人馬主のピンポイント参戦も妙味筋。

調教師×馬主

ノーザン系クラブ × 美浦上位厩舎は王道で信頼。
一方、関西名門 × ノーザン系のスポット遠征は一撃妙味。

生産牧場

ノーザンファームの量と質が分母込みで優位。

社台F・白老F・レイクヴィラFなどの欧州型素地が強い牧場も舞台適性が高い。


まとめ

  • 枠:内〜中がやや良。道中ロスを抑えられる配置をプラスに取る
  • 開催と仮柵:原則フルゲート18。週替わりの内外の傷みで伸びどころが入れ替わる点をチェック
  • ラップ:緩→急の上がり勝負が基本。直線の瞬発力と坂での持続が鍵
  • 脚質:先行を軸に差しの複勝厚みを評価。極端な追込過信はNG
  • 血統:良ならディープ/ドゥラメンテ/エピファネイア/ハーツ等の瞬発型。道悪はロベルト影響・ステイゴールド系・キタサンブラックなどパワー持続へシフト
  • 騎手:府中巧者ルメールは別格水準。人気馬の信頼度が高い
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