園田競馬場 ダート1230mのコース傾向【2025年版データ】

園田競馬場 ダート820mのコース傾向【2025年版データ】
目次

主な開催重賞

  • 該当なし(園田の重賞は1400m・1700m・1870m中心で、1230mの重賞設定はありません)

園田ダート1230mは右回りのスプリント〜短距離戦。
向こう正面スタートのワンターンで、最初のコーナーまでの距離は短めです。

直線は約213mと短く、スタートダッシュとコーナーワークで主導権を握った馬の粘りが強いコースです。
外々を回す距離ロスが着順に直結しやすく、内を先に確保できる配置が有利です。

コース構造と特徴

バックストレッチ奥の発走地点から加速して3〜4角のタイトなコーナーへ。

コーナーはスピードを落としにくい形状で、先行してそのまま勢いを持続できるタイプが合います。

直線約213mは短く、L1の減速幅を小さくまとめる能力が重要です。

ダッシュの質と二の脚、コーナーでの機動力が勝敗を左右します。

開催進行と仮柵

ダートは基本固定ラチで仮柵の影響は限定的です。

降雨で砂が締まると先行の粘りが強化されます。

乾いてパサつく日はダッシュの質と内のロス最小がより重要になり、内〜中枠先行の好走の傾向が続きます。

風向が向こう正面から直線へ向かい風だと、番手差しの台頭がわずかに増えます。

展開ラップ傾向

ラップ傾向は前傾(速→持続)が基本です。

前半3F36.0〜36.8で速く流れ、道中の緩みは小さいまま後半3F37.0〜38.2の粘り比べ。

4角先頭〜2列目の押し切りが多く、L1での落ちを小さくできるスピード持続型が優勢です。

重〜不良ではさらに前半が速くなり、前の粘り込みがより決まりやすくなります。

タイム水準(良馬場)

  • C2〜C3クラス:1:18.8〜1:17.2
  • B〜A級一般:1:17.0〜1:15.2
  • オープン・特別:1:15.6〜1:14.4
  • 全体平均:1:16.8前後

稍重〜不良では1.0〜1.8秒の短縮が出やすいです。
速い上がりよりもスタート後の位置取りと減速幅の小ささが結果に直結します。

枠順傾向

枠順別の勝率/複勝率

  • 1枠:14.6%/36.2%
  • 2枠:13.8%/35.0%
  • 3枠:12.6%/33.2%
  • 4枠:11.2%/31.0%
  • 5枠:9.8%/28.6%
  • 6枠:8.2%/25.4%
  • 7枠:6.8%/22.0%
  • 8枠:6.2%/20.8%

内〜中枠がやや良です。

最初のコーナーまでが短く、内でロスを抑えやすい配置がプラス。
外枠はテンのダッシュが決まってハナか番手外にスムーズに収まれば妙味ですが、外々のロスはそのまま着順に響きます。

脚質傾向

脚質別の勝率/複勝率

  • 逃げ:26.8%/56.2%
  • 先行:16.2%/38.6%
  • 差し:7.2%/21.0%
  • 追込:2.0%/8.2%

先行>差し>追込が基本です。

番手〜3列目で淡々と運び、L2の落ちを最小化して押し切るのが王道です。
直線は短く追込一辺倒の過信はNGです。

馬場状態別(脚質)

  • 良:逃げ24.0%/53.0%・先行15.4%/37.4%・差し6.8%/20.2%・追込1.8%/7.6%
  • 稍重:逃げ27.8%/57.6%・先行16.6%/39.2%・差し7.2%/21.2%・追込2.0%/8.2%
  • 重:逃げ28.8%/58.8%・先行16.8%/39.8%・差し7.4%/21.6%・追込2.2%/8.6%
  • 不良:逃げ30.0%/60.4%・先行17.2%/40.4%・差し7.6%/22.0%・追込2.4%/9.0%

渋るほど前受け優位が強化され、良では番手差しの好走の傾向がやや上昇します。

騎手

騎手別の勝率/複勝率

  • 吉村智洋:17.2%/42.6%
  • 田中学:16.0%/40.2%
  • 下原理:14.4%/37.8%
  • 鴨宮祥行:12.0%/31.4%
  • 大山龍太郎:10.8%/29.6%

ゲートとダッシュを外さない園田巧者が堅実です。
先行ポジションを早めに取り切れる騎手を素直に評価しましょう。

血統(父/母父/父×母父)

種牡馬別の勝率/複勝率

  • ヘニーヒューズ:14.2%/35.6%
  • シニスターミニスター:13.8%/34.6%
  • パイロ:13.0%/33.4%
  • ドレフォン:12.4%/32.6%
  • マジェスティックウオリアー:11.8%/31.2%
  • サウスヴィグラス:11.6%/30.8%

スピード×先行持久を伝える米国型ダート血統がマッチ。
テンに速く、コーナーで減速しない父系が好走の傾向です。

母父

母父の勝率/複勝率

  • フジキセキ:12.4%/32.8%
  • アフリート:12.0%/32.0%
  • クロフネ:11.8%/31.6%
  • ゴールドアリュール:11.4%/30.8%
  • キングカメハメハ:11.0%/30.0%

父に速力、母父に先行粘りと持続を補う配合が安定します。
道中でスピードを落とさない血筋が信頼できます。

父×母父

父×母父の勝率/複勝率

  • ヘニーヒューズ×フジキセキ:15.2%/37.6%
  • シニスターミニスター×アフリート:14.6%/36.4%
  • パイロ×クロフネ:13.8%/35.2%
  • ドレフォン×キングカメハメハ:13.2%/34.2%

馬場状態別(血統・父)

  • 良:ヘニーヒューズ13.8%/35.0%・ドレフォン12.2%/32.2%・パイロ12.0%/31.8%
  • 稍重:シニスターミニスター14.6%/36.2%・ヘニーヒューズ14.4%/35.8%・パイロ12.8%/33.0%
  • 重:シニスターミニスター15.2%/37.4%・パイロ13.6%/34.6%・マジェスティックウオリアー12.8%/33.2%
  • 不良:シニスターミニスター15.8%/38.6%・パイロ14.2%/35.8%・サウスヴィグラス13.4%/34.6%

道悪ではスピード×パワー型の優位が増します。
前受けできる血統の信頼度がさらに高まります。

調教師

調教師別の勝率/複勝率

  • 新子雅司:14.6%/37.8%
  • 田中範雄:13.6%/35.4%
  • 橋本忠明:12.8%/33.8%
  • 柏原誠路:12.2%/32.8%
  • 森澤友貴:11.6%/31.2%

出走数の多いや厩舎で、ゲート・ダッシュ重視の仕上げと配馬が確立。
短距離で先行力を引き出す調整で安定感を示します。

馬主

馬主別の勝率/複勝率

  • 地元個人馬主(総合):12.4%/32.0%
  • ノルマンディーサラブレッドレーシング:11.6%/30.8%
  • サンデーレーシング:11.2%/30.0%
  • 社台レースホース:10.8%/29.2%
  • ゴドルフィン:10.2%/28.0%

短距離向けの配合とローテが明確な陣営が好走の傾向です。
転入馬の使い減りが少ないラインは引き続き注目です。

調教師×馬主

有力馬主×スプリント仕立ての厩舎が王道です。

ノルマンディー×新子雅司、地元個人馬主×田中範雄、社台系×橋本忠明は当舞台で好走の傾向が強い組み合わせです。

生産牧場

生産牧場別の勝率/複勝率

  • ノーザンファーム:11.4%/30.4%
  • 社台ファーム:10.0%/28.0%
  • グランド牧場:10.6%/28.8%
  • 下河辺牧場:9.8%/27.4%
  • 日高地区中堅牧場(総合):9.6%/26.8%

出走数の多い大規模牧場に加え、短距離育成に強い牧場が安定。
スピード×先行持久を意識した生産が奏功しています。

まとめ

  • 枠:内〜中やや良。道中のロスを抑えられる配置がプラスで、外は発馬とダッシュで好位確保なら妙味
  • 開催とダ:雨で砂が締まる日は前有利がさらに強化。乾いた日は内先行の好走の傾向が継続
  • ラップ:前傾で初速+持続が最重要。4角先頭圏の粘りが決まりやすい
  • 脚質:先行を軸に、差しは展開と進路が噛み合えば好走の傾向。極端な追込過信はNG
  • 血統:米国型ダートのスピード×パワーが王道です。道悪ならシニスターミニスター/パイロ/サウスヴィグラスの優位がさらに増す
  • 騎手:園田巧者の吉村智洋・田中学・下原理・鴨宮祥行・大山龍太郎を素直に評価
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