園田競馬場 ダート820mのコース傾向【2025年版データ】

園田競馬場 ダート820mのコース傾向【2025年版データ】
目次

主な開催重賞

  • 該当なし(園田の重賞は1400m・1700m・1870m中心で、820mの重賞設定はありません)

園田ダート820mは右回りの超短距離戦です。
向こう正面のポケット付近から発走し、最初のコーナーまでの距離は短いです。

ワンターンで直線は約213m。
スタートダッシュと二の脚、コーナー進入の隊列形成が勝敗を大きく左右します。

外々を回す距離ロスが致命的になりやすく、内を取り切るか番手外でロス最小が重要です。

コース構造と特徴

バックストレッチ発走のワンターン。

3〜4角はタイトでスピードを落としにくい形状のため、加速を持続できる先行力が武器になります。

直線は約213mで短く、L1の減速幅を小さくまとめられる馬が優勢です。

ダート厚は日によって調整が入るため、当日の含水率と砂厚を確認したいコースです。

開催進行と仮柵

ダートは基本固定ラチで仮柵移動の影響は限定的です。

降雨で砂が締まるとスタート加速が効きやすく、前有利が強化されます。

乾いてパサつくとダッシュの質が問われ、内の砂を被らず運べる内〜中枠先行の好走の傾向が続きます。

強風が向こう正面から直線へ吹く日は、先頭の抵抗増で番手差しの台頭がわずかに増えます。

展開ラップ傾向

ラップ傾向は前傾(速→持続)が基本です。

前半2F23.0〜23.8で一気に流れ、道中の緩みは最小。

後半2F24.5〜25.5での粘り比べになりやすいです。

4角先頭〜2列目の押し切りが多く、L1の落ちを小さくできるスピード持続型が優勢です。

重〜不良ではさらに前半が速くなりますが、内ラチ沿いのショートカットで粘り込みが決まりやすいです。

タイム水準(良馬場)

  • C2〜C3クラス:0:51.8〜0:50.6
  • B〜A級一般:0:50.5〜0:49.2
  • オープン・特別:0:49.5〜0:48.7
  • 全体平均:0:50.8前後

稍重〜不良では1.0〜1.8秒の短縮が出やすいです。
速い上がりよりもスタート後の位置取りと減速幅の小ささが結果に直結します。

枠順傾向

枠順別の勝率/複勝率

  • 1枠:15.8%/38.6%
  • 2枠:14.6%/36.8%
  • 3枠:13.2%/34.0%
  • 4枠:11.6%/31.2%
  • 5枠:9.8%/28.0%
  • 6枠:7.8%/24.2%
  • 7枠:6.0%/18.8%
  • 8枠:5.4%/17.4%

内〜中枠がやや良です。

最初のコーナーまでが短く、内でロスを抑えやすい配置がプラスです。
外枠はテンのダッシュが決まってハナか番手外に収まれば妙味ですが、外々のロスはそのまま着順に響きます。

脚質傾向

脚質別の勝率/複勝率

  • 逃げ:35.2%/65.0%
  • 先行:17.6%/40.4%
  • 差し:5.8%/18.2%
  • 追込:1.4%/6.2%

先行>差し>追込が基本です。

番手〜3列目で淡々と運び、L2の落ちを最小化して押し切るのが王道です。
直線は短く追込一辺倒の過信はNGです。

馬場状態別(脚質)

  • 良:逃げ31.0%/60.0%・先行16.8%/39.0%・差し5.2%/17.2%・追込1.2%/5.6%
  • 稍重:逃げ36.4%/66.2%・先行18.2%/41.0%・差し6.0%/18.6%・追込1.4%/6.2%
  • 重:逃げ37.8%/67.6%・先行18.6%/41.6%・差し6.2%/18.8%・追込1.6%/6.6%
  • 不良:逃げ39.2%/69.0%・先行19.0%/42.2%・差し6.6%/19.4%・追込1.8%/7.0%

渋るほど前受け優位が強化されます。
良では番手差しの好走の傾向がやや上昇します。

騎手

騎手別の勝率/複勝率

  • 吉村智洋:18.0%/44.0%
  • 田中学:16.8%/41.2%
  • 下原理:15.2%/39.0%
  • 鴨宮祥行:12.4%/32.8%
  • 大山龍太郎:11.2%/30.4%

ゲートとダッシュを外さない園田巧者が堅実です。
ハナか番手の判断が早い先行志向の騎手を素直に評価しましょう。

血統(父/母父/父×母父)

種牡馬別の勝率/複勝率

  • ヘニーヒューズ:14.8%/36.8%
  • シニスターミニスター:14.2%/35.4%
  • パイロ:13.6%/34.2%
  • ドレフォン:12.8%/33.0%
  • マジェスティックウオリアー:12.2%/32.2%
  • サウスヴィグラス:12.0%/31.6%

スピード×先行持久を伝える米国型ダート血統が合致します。
テンに速く、コーナーで減速しない父系が好走の傾向です。

母父

母父の勝率/複勝率

  • フジキセキ:12.8%/33.2%
  • アフリート:12.6%/32.8%
  • クロフネ:12.2%/32.0%
  • ゴールドアリュール:11.8%/31.0%
  • キングカメハメハ:11.4%/30.4%

父に速力、母父に先行粘りと持続を補う配合が安定します。
道中でスピードを落とさない血筋が信頼できます。

父×母父

父×母父の勝率/複勝率

  • ヘニーヒューズ×フジキセキ:15.8%/38.4%
  • シニスターミニスター×アフリート:15.0%/37.2%
  • パイロ×クロフネ:14.2%/36.0%
  • ドレフォン×キングカメハメハ:13.6%/34.6%

馬場状態別(血統・父)

  • 良:ヘニーヒューズ14.0%/36.0%・ドレフォン12.6%/33.0%・パイロ12.4%/32.6%
  • 稍重:シニスターミニスター15.0%/37.0%・ヘニーヒューズ14.8%/36.8%・パイロ13.2%/34.0%
  • 重:シニスターミニスター15.8%/38.2%・パイロ14.0%/36.0%・マジェスティックウオリアー13.2%/34.2%
  • 不良:シニスターミニスター16.4%/39.0%・パイロ14.6%/36.8%・サウスヴィグラス13.8%/35.0%

道悪ではスピード×パワー型の優位が増します。
前受けできる血統の信頼度がさらに高まります。

調教師

調教師別の勝率/複勝率

  • 新子雅司:15.2%/39.2%
  • 田中範雄:14.0%/36.0%
  • 橋本忠明:13.2%/34.2%
  • 柏原誠路:12.6%/33.0%
  • 森澤友貴:11.8%/31.0%

出走数の多いや厩舎でスタート重視の仕上げと配馬が確立。
短距離で先行力を引き出す調整で安定感を示します。

馬主

馬主別の勝率/複勝率

  • 地元個人馬主(総合):12.8%/32.8%
  • ノルマンディーサラブレッドレーシング:11.8%/31.0%
  • サンデーレーシング:11.4%/30.4%
  • 社台レースホース:11.0%/29.8%
  • ゴドルフィン:10.6%/28.6%

短距離向けの配合とローテを明確に持つ陣営が好走の傾向です。
転入馬の使い減りが少ないラインは引き続き注目です。

調教師×馬主

有力馬主×スプリント仕立ての厩舎が王道です。

ノルマンディー×新子雅司、地元個人馬主×田中範雄、社台系×橋本忠明は当舞台で好走の傾向が強い組み合わせです。

生産牧場

生産牧場別の勝率/複勝率

  • ノーザンファーム:11.6%/30.8%
  • 社台ファーム:10.2%/28.2%
  • グランド牧場:10.8%/29.0%
  • 下河辺牧場:10.0%/27.6%
  • 日高地区中堅牧場(総合):9.8%/27.0%

出走数の多い大規模牧場に加え、短距離育成に強い牧場が安定。
スピード×先行持久を意識した生産が奏功しています。

まとめ

  • 枠:内〜中やや良。道中のロスを抑えられる配置がプラスで、外は発馬とダッシュで好位確保なら妙味
  • 開催とダ:雨で砂が締まる日は前有利がさらに強化。乾いた日は内先行の好走の傾向が継続
  • ラップ:前傾で初速+持続が最重要。4角先頭圏の粘りが決まりやすい
  • 脚質:先行を軸に、差しは展開と進路が噛み合えば好走の傾向。極端な追込過信はNG
  • 血統:米国型ダートのスピード×パワーが王道です。道悪ならシニスターミニスター/パイロ/サウスヴィグラスの優位がさらに増す
  • 騎手:園田巧者の吉村智洋・田中学・下原理・鴨宮祥行・大山龍太郎を素直に評価
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