コース構造と特徴
スタート地点はスタンド前直線の2コーナー寄りで、外回りコースを使用します。
スタート後すぐに緩い上り坂をこなしながら1コーナーへ入り、その後は2コーナーから向こう正面にかけて下り基調。
3〜4コーナーもゆるやかな下りが続き、最後は高低差約2.2mの急坂を含む直線約310mへ向かいます。
序盤は無理に飛ばしにくく、中盤〜終盤でジワジワとギアを上げるロングスパート型になりやすいコースです。
コーナー4つの内回りに近い構造で、立ち回りの巧さとスタミナ、坂をもう一段ギアを上げて踏ん張れる底力が重要になります。
ラップ傾向
ラップ傾向は後傾(緩→速)が基本です。
1コーナーまでの距離が短く、馬群がある程度落ち着いたペースで1〜2コーナーに入るケースが多くなります。
向こう正面の中盤でペースが緩み、3コーナー手前から徐々に加速していくロングスパート戦になりやすいのが特徴です。
3〜4コーナーから長く脚を使い、直線の急坂でもうひと踏ん張りできる差し・先行タイプが王道です。
極端なスローになると前有利、馬場がタフな年は早めに動いた持久力型が浮上するケースも見られます。
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タイム水準
- 良馬場の勝ち時計レンジ:2分12秒台前半〜2分13秒台後半
- 上がり最速の目安:34秒台前半〜35秒台後半
- 要求能力:中盤で脚を溜めつつ、3〜4コーナーから長く脚を使える持続力+直線の急坂での底力
雨や強い冬場の時計の掛かる馬場では、2分14秒台〜2分15秒台の決着になることもあります。
高速寄りの馬場コンディションでは2分12秒前後の決着もあり、その場合は速い上がりに対応できる中距離型の切れ味も求められます。
枠順傾向
1コーナーまでの距離が短いこともあり、内〜中枠がやや良です。
内寄りの枠は1コーナーまでに無理なくポジションを取りやすく、道中もロスを抑えて脚を温存しやすい点がプラスに働きます。
外枠からの先行策は1〜2コーナーで外々を回らされやすく、終いの甘さにつながるリスクがあります。
一方で少頭数の年やスローペース想定の年は、中〜外枠の差し・追い込みが外目をスムーズに進出して台頭するパターンも見られます。
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脚質
差し>先行>追込が基本です。
前半はそこまで速くならず、勝ち切りは中団前後から3〜4コーナーで進出する差しタイプが中心です。
先行馬はマイペースで運べた場合に粘り込みが見られますが、早めにプレッシャーを受ける展開だとゴール前で差されるケースも多くなります。
追込一手の馬は位置取りのリスクが大きく、馬場や展開の後押しがないと届き切らないケースが目立ちます。
騎手
過去10年で複勝圏に入った主な騎手の傾向
- C.ルメール:中団〜好位でロスなく運び、3〜4コーナーから長く脚を使わせる騎乗で勝率目安 20%前後/複勝率目安 50%前後
- 川田将雅:位置取りに厳しくこだわり、急坂でもうひと伸びを引き出す形で勝率目安 15〜20%/複勝率目安 40〜50%
- 戸崎圭太:内枠を生かしたインベタ進出や、無理のない差し込みで勝率目安 10〜15%/複勝率目安 35〜45%
- 田辺裕信:早めに動いて持久力勝負に持ち込む形が目立ち、勝率目安 10%前後/複勝率目安 35〜40%
- 横山武史:ロングスパート戦でのペースメイクが上手く、勝率目安 10%前後/複勝率目安 30〜40%
中山芝2200mらしく、ペースを読みつつ3〜4コーナーでの仕掛けどころを外さないタイプの騎手が好成績を収めています。
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前走のレース(レース名/距離/競馬場×距離)
過去10年で好走が多い主なローテーション
- 有馬記念(芝2500m・中山):ハイレベル戦からの距離短縮で、勝率・複勝率ともに高め
- 菊花賞(芝3000m・京都):3歳秋の長距離戦からの転戦で、スタミナ型の好走が目立つ
- チャレンジC(芝2000m・阪神):中距離重賞からの臨戦で、時計・上がりとも水準以上の馬が結果を残しやすい
- 中日新聞杯(芝2000m・中京):差し有利の中距離戦からのステップで、末脚のしっかりしたタイプが好成績
- 中山金杯(芝2000m・中山):同舞台に近い条件からの連戦で、コース適性を証明済みの組は注意
2200m前後の重賞だけでなく、2000m〜2500mの中長距離重賞からの臨戦が中心で、G1〜G3まで幅広いステップレースからの好走馬が出ています。
人気別の傾向
人気別の傾向
- 1番人気:勝率目安 30%前後/複勝率目安 60%前後
- 2番人気:勝率目安 20%前後/複勝率目安 55%前後
- 3番人気:勝率目安 10%前後/複勝率目安 40%前後
- 4番人気:勝率目安 10%前後/複勝率目安 35%前後
- 5番人気:勝率目安 5%前後/複勝率目安 30%前後
- 6〜9番人気:勝率目安 5%前後/複勝率目安 15〜20%
- 10番人気以下:勝率目安 2〜3%/複勝率目安 10%前後
上位人気の信頼度は高めですが、冬場の仕上がりや距離適性の差が出やすく、中穴クラスの差し馬が人気馬をまとめて交わす年もあります。
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血統(父/母父/父×母父)
過去10年で複勝圏に入った主な血統の傾向
- 父:ディープインパクト、ハーツクライ、ステイゴールド系(オルフェーヴルなど)、キングカメハメハ、ルーラーシップ、ドゥラメンテといった中長距離型のサンデー系・キングマンボ系が勝率目安 8〜12%/複勝率目安 25〜35%
- 母父:トニービン、メジロマックイーン、ブライアンズタイム、サドラーズウェルズ系、Storm Cat系など、スタミナとパワーを補う血が複勝率目安 20〜30%と安定
- 父×母父:サンデー系×欧州スタミナ系、キングマンボ系×サンデー系、ステイゴールド系×ナスルーラ系など、瞬発力+持久力を両立した配合が王道で、勝率目安 10%前後/複勝率目安 30〜40%
冬場の中山芝2200mという条件だけに、急坂とロングスパートに対応できるスタミナ血統が目立ちます。
道悪や力のいる馬場になった年は、欧州型やロベルト系を内包したパワー型配合の浮上も見られます。
調教師
過去10年で複勝圏に入った主な調教師の傾向
- 堀宣行:中距離〜長距離の完成度を高め、仕上がりの良さで勝率目安 15%前後/複勝率目安 40%前後
- 国枝栄:中山芝での適性を重視したローテと調整で、複勝率目安 35〜40%
- 友道康夫:スタミナ型の素質馬をじっくり仕上げて送り込み、勝率目安 10%前後/複勝率目安 30〜35%
- 斎藤誠:中山外回りでのロングスパート戦を意識した調整で、複勝率目安 25〜30%
- 宮田敬介:中距離〜ステイヤータイプの使い分けが上手く、複勝率目安 20〜25%
中距離以上の重賞で結果を残している厩舎からの出走馬が、ここでも安定した走りを見せています。
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馬主
過去10年で複勝圏に入った主な馬主の傾向
- サンデーレーシング:ディープインパクトやハーツクライなどの良血馬投入が多く、勝率目安 10〜15%/複勝率目安 35〜40%
- キャロットファーム:中長距離適性の高いクラブ馬での出走が多く、複勝率目安 30%前後
- シルクレーシング:ローテーションに余裕を持たせた臨戦が目立ち、複勝率目安 25〜30%
- 社台レースホース:スタミナ型血統の預託馬で存在感を示し、複勝率目安 20〜25%
- 金子真人ホールディングス:中距離〜長距離の素質馬でピンポイント参戦し、勝率目安 10%前後/複勝率目安 25〜30%
調教師×馬主
過去10年で複勝圏に入った主な調教師×馬主の傾向
- 堀宣行×サンデーレーシング:ローテと仕上げが噛み合うケースが多く、勝率目安 15%前後/複勝率目安 40〜45%
- 国枝栄×サンデーレーシング:中山芝重賞での実績も豊富で、複勝率目安 35〜40%
- 友道康夫×キャロットファーム:スタミナ型の素質馬で狙い澄ました出走が多く、複勝率目安 30%前後
- 斎藤誠×シルクレーシング:中距離〜長距離ローテの一環としての参戦が多く、複勝率目安 25〜30%
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生産牧場
過去10年で複勝圏に入った主な生産牧場の傾向
- ノーザンファーム:中長距離適性の高い良血馬が多く、勝率目安 15%前後/複勝率目安 40〜45%
- 社台ファーム:パワーとスタミナを備えた配合で、複勝率目安 25〜30%
- 追分ファーム:欧州スタミナ型を取り入れた配合で、タフな馬場になった年に複勝率目安 20〜25%
- 白老ファーム:持久力に優れた血統構成の馬が多く、複勝率目安 20%前後
- ビッグレッドファーム:中山コース向きのタフなステイヤータイプで存在感を示し、複勝率目安 15〜20%
まとめ
- 枠:内〜中枠がやや有利で、外枠は展開と頭数次第
- ラップ:後傾ラップで3〜4コーナーからのロングスパート戦になりやすい
- 脚質:中団からの差しが軸で、次いで先行の粘り込みが続く
- 血統:ディープインパクト、ハーツクライ、ステイゴールド系、キングカメハメハ、ルーラーシップなど中長距離型血統が王道
- ローテ:有馬記念、菊花賞、チャレンジC、中日新聞杯、中山金杯など2000〜2500m重賞からの臨戦を重視
- 騎手:C.ルメール、川田将雅、戸崎圭太、田辺裕信、横山武史といった中山芝でのロングスパート戦に強い騎手の騎乗馬は評価を上げたい

