中山金杯(G3)のレース傾向【2026年版データ】

中山金杯(G3)のレース傾向【2026年版データ】

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目次

コース構造と特徴

中山金杯は中山競馬場芝2000m(内回り)で行われるハンデG3です。

スタート地点はスタンド前直線の2コーナー付近で、発走直後から急な上り坂をこなして1コーナーに入ります。

1~2コーナーで一度緩み、向こう正面はほぼフラット。

3~4コーナーにかけて緩やかに下りつつ加速し、最後は高低差約2.2mの急坂を含む直線約310mを駆け上がってゴールを迎えます。:contentReference[oaicite:0]{index=0}

スタート直後の坂+4コーナーから直線までのロングスパート+急坂という構造上、スピードだけでなく持久力とパワーが求められるコースです。

内目の枠からロスなく立ち回り、早めに進出して押し切る形が多く見られます。

ラップ傾向

ラップ傾向は持続戦(平均→持続)が基本です。

1コーナーまでの距離が短く、ハンデ戦ということもあり序盤は速くなり過ぎない年が多い一方で、向こう正面から3コーナーにかけてペースアップしやすいのが特徴です。:contentReference[oaicite:1]{index=1}

3コーナー手前から長く脚を使うロングスパート戦になりやすく、ラスト4F~3Fがほぼ淀みなく流れる持続ラップが目立ちます。

好位〜中団から早めに動き、4コーナーで先頭集団に取り付いて押し切る競馬が王道です。

極端なハイペースになった年のみ差し優勢になることがありますが、直線だけで差し切るのは簡単ではありません。

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タイム水準

  • 良馬場の勝ち時計レンジ:おおむね1分58秒台後半〜2分01秒台前半
  • 上がり最速の目安:34秒台後半〜35秒台後半(上がり勝負というより総合力勝負になりやすい)
  • 要求能力:中盤からのロングスパートに対応できる持続力+急坂でもう一脚使えるパワー+内回りの立ち回り力

冬の中山らしく時計は年ごとの馬場状態に左右されます。
比較的高速馬場の年は1分58秒台決着もあり、中団からの差しも間に合います。
時計が掛かる年は2分0秒台後半まで延び、前々で粘り込むタイプの好走例が増えます。

枠順傾向

1~2コーナーまでの距離が短く、内回りコースという構造上、内~中枠がやや有利です。

過去10年の集計では、内・外で勝利数自体は拮抗しているものの、複勝率は1~4枠の方がわずかに高く、内からロスなく運べた馬の好走が目立ちます。

一方で、内の馬場が荒れている年やペースが緩み過ぎた年は、中~外枠からスムーズに進出した差し馬の台頭も見られます。

総じて極端な外枠は立ち回りと位置取りに工夫が必要で、先行できるかどうかが鍵になります。

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脚質

先行>差し>追込が基本です。

過去10年の脚質別成績では、逃げ・先行・差しがほぼ横並びの勝利数ですが、複勝率では先行・差しが優勢で、追込は苦戦傾向です。

前が止まらないほどの高速馬場では先行馬の粘り込みが増え、時計が掛かる年やペースが流れた年は中団差しが好結果を出しやすくなります。

直線だけで届くレースではなく、3~4コーナーでポジションを上げつつ、直線入口で射程圏に入れていることが重要です。

騎手

過去10年で複勝圏に入った主な騎手の傾向

  • 戸崎圭太:好位〜中団からロスなく立ち回り、早めに進出して押し切る競馬で好走例が多い
  • C.ルメール:ペース認識に優れ、内外の隊列を見ながら3~4コーナーでスムーズにポジションを押し上げる騎乗が目立つ
  • 横山武史:前受けからの粘り込みと、中団からのロングスパートの両方で結果を出しており、展開に応じた乗り方が光る
  • M.デムーロ:道中じっくり構えて3コーナー過ぎから動き出す積極策で、重めの馬場になった年にも好走例がある
  • 田辺裕信:内枠を生かしたイン突きや、外枠からでも早めに好位を取りに行く判断力で、馬券絡みが多い

中山金杯では、スタート直後にポジションを確保しつつ、3~4コーナーで早めに進出する判断ができる騎手の好走が目立ちます。

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前走のレース(レース名/距離/競馬場×距離)

過去10年の中山金杯で馬券に絡んだ馬の前走ローテーションを見ると、秋の中距離重賞・チャレンジカップや、ローカルのハンデ重賞・オープン特別からの臨戦が多くなっています。

好走例が多い主な前走レースは以下の通りです。

  • チャレンジカップ(阪神芝2000m):同距離・右回り中距離重賞。
    前々で粘った馬や、上がり上位の馬がそのまま中山金杯でも好走するパターンが多い
  • ディセンバーS(中山芝1800m):同じ中山・冬開催という条件が近く、中山適性を確認してから金杯に臨むローテーションで好走例が目立つ
  • 福島記念(福島芝2000m):同じ右回り小回り2000mのハンデ重賞で、先行力と立ち回りに優れたタイプが中山金杯でも結果を出しやすい
  • 天皇賞(秋)(東京芝2000m):G1からの格下げローテ。
    上位争いをした馬だけでなく、中団から見せ場を作ったレベルの高い馬が、ハンデ戦のここで能力を発揮するケースがある
  • エリザベス女王杯(京都/阪神芝2200m):牝馬の参戦時に好走例があり、スタミナと持続力を問われるG1からの臨戦が生きる形
  • オクトーバーS・アンドロメダSなどのOP特別(東京・京都芝2000m前後):OPクラスで堅実だった中距離馬が、ハンデを味方に金杯で一段上の相手に通用するパターンもある

人気別の傾向

人気別の傾向

  • 1番人気:勝率30.0% 複勝率70.0%
  • 2番人気:勝率10.0% 複勝率50.0%
  • 3番人気:勝率20.0% 複勝率40.0%
  • 4番人気:勝率10.0% 複勝率30.0%
  • 5番人気:勝率0.0% 複勝率30.0%
  • 6〜9番人気:勝率7.5% 複勝率17.5%
  • 10番人気以下:勝率0.0% 複勝率3.1%

1~3番人気は複勝率4割〜7割と安定しており、上位人気を軽視し過ぎると危険なレースです。

一方で、6~9番人気からも勝ち馬が出ており、ハンデやローテーション、コース適性を見極めれば中穴の好走も期待できます。

2ケタ人気になるとさすがに好走例は少なく、相当な条件好転や展開の後押しが必要になります。

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血統(父/母父/父×母父)

過去10年で複勝圏に入った主な血統の傾向

  • 父:ディープインパクト、ステイゴールド、ハーツクライ、オルフェーヴル、キングカメハメハなど、中距離での総合力が高い系統が好成績
  • 母父:トニービン、メジロマックイーン、フレンチデピュティ、キングカメハメハ、サクラバクシンオーなど、スタミナやパワーを補う血が目立つ
  • 父×母父:サンデー系×欧州型スタミナ血統、サンデー系×パワー型ノーザンダンサー系といった「瞬発+持続+パワー」を併せ持つ配合が好走しやすい

過去10年の中山金杯では、「中距離型サンデーサイレンス系」と「パワー型の非サンデー系」の両方が好走しており、血統の幅は比較的広いレースです。

中山内回り2000mらしく、瞬発力一辺倒ではなく、持続力とパワーを兼ね備えた配合の好走が目立ちます。

中山金杯は、直線の瞬発力だけでなく、3~4コーナーから長く脚を使える配合や、急坂をこなすパワーを伝える血統に注目したいレースです。

調教師

過去10年で複勝圏に入った主な調教師の傾向

  • 堀宣行:中山芝中距離の巧者を多く抱え、ローテーションや仕上げを含めてこのレースと相性が良い
  • 国枝栄:中山コースでの実績馬を的確に送り込み、先行力と持続力を引き出す仕上げで好走例がある
  • 手塚貴久:中団から長く脚を使えるタイプの中距離馬で、冬の中山重賞でも結果を残している
  • 友道康夫:関西拠点ながら適性のある馬をピンポイントで遠征させ、ハンデ戦でも勝ち負けに持ち込んでいる
  • 池江泰寿:G1級の実績馬や素質馬を金杯に送り込み、能力上位で押し切るケースが見られる

過去10年で複数回馬券圏内に入っているのは、関東・関西ともに中距離戦に実績のある厩舎が中心です。

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馬主


過去10年で複勝圏に入った主な馬主の傾向

  • サンデーレーシング:中距離サンデー系の有力馬を多く出走させており、上位争いの常連
  • キャロットファーム:持続力型の中距離馬を中心に出走させ、堅実に馬券圏内を確保している
  • シルクレーシング:ディープインパクト系やキングカメハメハ系など質の高い血統で、ハンデ戦でも能力で押し切るケースが多い
  • 金子真人ホールディングス:G1級の素材を金杯から始動させるパターンがあり、実績馬の格で押し切る形が目立つ
  • G1レーシング:ローテーションやクラスの使い分けが巧みで、ハンデが噛み合った年に上位進出している

中山金杯はG3ハンデ戦ながら賞金が高く、重賞常連の有力オーナーの参戦が多いレースです。

調教師×馬主

過去10年で複勝圏に入った主な調教師×馬主の傾向

  • 堀宣行×サンデーレーシング:中山芝中距離の適性が高いサンデー系血統で堅実
  • 国枝栄×キャロットファーム:折り合いと持続力を兼ね備えたタイプで、馬券圏内が多い組み合わせ
  • 手塚貴久×シルクレーシング:素質馬をじっくり育て、中山のハンデ重賞で仕上がり良く送り込むローテーションが目立つ
  • 友道康夫×金子真人ホールディングス:G1を意識した中距離馬の始動戦として金杯を選択し、能力上位で押し切るケースがある

調教師×馬主の組み合わせでは、重賞実績の豊富なコンビが中山金杯でも結果を残しています。

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生産牧場

過去10年で複勝圏に入った主な生産牧場の傾向

  • ノーザンファーム:ディープインパクトやハーツクライなど、中距離向きサンデー系と欧州スタミナ血統の配合で、安定して上位進出
  • 社台ファーム:パワーとスタミナを伝える配合で、時計が掛かる年やタフな馬場状態になった年に強い
  • 追分ファーム:持続力型の配合で、ロングスパート戦になった年に好走例が見られる
  • 白老ファーム:中距離の総合力勝負に強いタイプを多く輩出し、金杯でも複数の好走例がある

生産牧場別では、芝中距離重賞で強い大手牧場が中山金杯でも存在感を示しています。

まとめ

  • 枠:内〜中枠がやや良で、特に1~4枠は立ち回りのしやすさから複勝率が高め
  • ラップ:ラップ傾向は持続戦(平均→持続)が基本で、3コーナー手前からのロングスパートに耐えられるかが鍵
  • 脚質:先行・好位〜中団差しが軸で、追込一辺倒は苦戦しやすい
  • 血統:ディープインパクト、ステイゴールド、ハーツクライ、オルフェーヴル、キングカメハメハといった中距離向き血統と、欧州型スタミナ血統の組み合わせが王道
  • ローテ:チャレンジカップ、ディセンバーS、福島記念、天皇賞(秋)、エリザベス女王杯からの臨戦が目立ち、秋の中距離重賞組が中心
  • 騎手:戸崎圭太、C.ルメール、横山武史、M.デムーロ、田辺裕信といった中山芝2000mで実績のある騎手の騎乗馬は、位置取りと仕掛けのタイミングに信頼を置きやすい

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